金銭債権執行の手続きと流れ

金銭債権執行というのは、貸金や慰謝料、損害賠償金などの金線を回収するために行う手続きのことです。最終的に現金であれば良いので、相手方が所有している不動産などを差し押さえて競売にかけ、その売却金額を回収するということもできますが、このときには不動産の価値に対して高額な保証金を納める必要がありますので、元々現金である預貯金や給与などを差し押さえるのが一般的です。
この手続きをするには、まず債務名義の取得が必要です。これは相手方が支払いを認めている公正証書か、裁判上の和解書、判決などが該当しますので、借用書などしか手元にない場合には、一度訴訟をする必要があります。債務名義に執行分付与を申し立てた後、相手方の差し押さえ予定の財産目録や請求債権目録などを添えて、差し押さえ命令の申立てを行います。一般的に、差し押さえ命令はかなりスピーディーに手続きが進み、審理が終わると預貯金のある銀行の本支店や給料を支払う企業に通知が行きます。預貯金の場合には命令がでた時点での預金残高から一度だけ支払いを受け、給料の場合には、相手方が勤務している間は給料の4分の一を差し引いて請求額に満つるまで支払いにあてられます。

コメントは受け付けていません。