司法手続きの流れ

宇宙04債務者が支払をしない場合、債権者は債務者と交渉し、その時点において双方にとって利益になるポイントを見つけて折り合いをつけ、債権の回収を図ることができることもあります。しかし交渉によっても埒があかないケースでは、司法手続きという手段を取ることになります。
債務者が任意の履行に応じない場合には、債権者には、裁判所を通じて、担保権の実行と強制執行という手段によって、債権の回収を図ることが許されています。これら2つの手続は、「民事執行法」に定められています。
担保権の実行とは、債権者が債務者の財産について抵当権などの担保権を有しているときに,その担保を売却させ、そこで得た金額を弁済に充当する行為のことです。「担保に設定しているものを売って、そのお金で返して下さい」と半ば強制的な話を債務者に持ちかける形になりますが、逃れようとすれば裁判と強制執行がそのあとに控えているので、強行的な手段と言えます。
強制執行は,債権者が勝訴判決を得ていたり双方で和解が成立しているにもかかわらず,債務者がお金を支払ってくれなかったり明渡しをしてくれなかったりする場合に,債権者の申立てに基づいて,債務者に対する請求権を裁判所が強制的に実現する手続です。具体的には、不動産、預金、給料等の差し押さえが代表的なものです。